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**ご報告が遅くなりました!**
**ご報告が遅くなりました!**
**12/27(土)、28(日)に開催されました、山下敦弘監督の特別ワークショップのご報告です。**
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●中学生のころを思い出して、「しゃべり場」に出てみよう●
まず、ウォームアップとして、「しゃべり場」をやってみます。
「しゃべり場」とはNHKで放映されていた「真剣10代しゃべり場」という番組で、中学〜高校生の若者10名ほどが1人の大人とひとつのテーマについて、議論しあうというものです。
ワークショップ生で中学〜高校生の役、大人の役を割り振っていきます。
「きみはお笑い芸人を目指してる…」 |
「あなたは中卒で自転車で日本一周をした中学生…」 |
「しゃべり場」の様子 |
28日の議題は「いじめについてどう思う?」、「おたくじゃだめですか?」
「しゃべり場」の様子 |
「しゃべり場」で議論する間、山下さんはワークショップ生の様子をみながらぐるぐるまわります。
ぐるぐる… |
ささやきます |
ささやきます |
ささやきます |
ささやきます! |
全体の印象としては、10代の感覚を思い出しながら、キャラクターを演じるのは難しいということでしたが、みなさん手応えを感じていたようです。
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●山下監督の作品、『ばかのハコ船』の1シーンを演じてみよう●
『ばかのハコ船』あらすじ :
東京で赤汁という健康食品の販売に失敗する大輔と久子。2人は大輔の地元へ帰り、地元のコネクションを使って赤汁を売り出そうとする。しかし、地元でも上手く行かず案もうかばないまま過ごす日々が続き…
抜き出したワンシーン:
地元での1日目の仕事がうまくいかず、「久子はなにもしていなかった」と攻める大輔。ところが大輔の仕事のやり方について久子に言い返されてしまう。言いあううちにこれからの方向性を見いだし、やわらかい雰囲気になる2人。
クジで男女ペアを決め、 山下さんがキャラクターの設定を決めます。
シチュエーションの設定は決められたキャラクターをうけて、ワークショップ生のペアで考えました。
売れない演歌歌手(女)とマネージャー(男)がカラオケ店で、という設定で。
元ホスト(男)と彼女(女)がファミリーレストランで、という設定で。
台湾から日本に来た(女)とサラリーマン(女)という設定で。
キャラクターを設定しないで、ワークショップ生その人のキャラクターそのままで。
台詞も決まっている中で、キャラクターの設定を生かすにはどのような演技をしたらいいのか、シチュエーションや話し方、間、2人の関係性などいろいろな要素を考えて実演しました。
実演後にアドバイスして、もう一度やってみます。 |
山下監督いわく、自分の演技に専念するだけではなく人の演技を見ることも大切だということです。今回のワークショップでは人の演技を見る良い機会になったと思います。
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5時間ほどの短い時間でしたが、濃密なワークショップになりました。
山下監督、参加者の皆様、ありがとうございました!
山下監督、参加者の皆様、ありがとうございました!
*CO2の無料ワークショップは12月も開催予定です。こちらもどうぞご参加ください*
■山下敦弘監督■
1976年8月29日、愛知県出身。 95年、大阪芸術大学映像学科に進学し 、卒業制作として初の長編『どんてん生活』を完成。『どんてん生活』は2000年ゆうばりファンタスティック映画祭のオフシアター部門のグランプリを受賞したほか、各国の映画祭で上映、大きな笑いと熱狂で迎えられた。続く第2作『ばかのハコ船』は東京国際映画祭からの新人監督への助成金を元にプラネット+1と共同で制作。そのオリジナリティあふれる世界観が絶賛2005年、『リンダ リンダ リンダ』ではブルーハーツをコピーする女子校生バンドを見事に描ききり、ロングランを記録した。また、90年代初頭の片田舎を舞台に情けなくもいとおしい人間の本性を描いた『松ヶ根乱射事件』は、2007年東京国際映画祭コンペティション部門に出品された。
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